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同性愛パラドックス~なぜ同性愛が淘汰されなかったのか~

 

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LGBTの話題がたびたび上がり、旬な話題である。

そんなLGBTなど性的マイノリティに対する疑問が浮ぶ。

 

性が生まれて、初期のころはLGBTはマイノリティではなく、

同性愛者など性的マイノリティは異性愛者と比べて単純に考えて子孫を残し辛ため、

世代を重ねるにつれて徐々に淘汰されていったはずだ。

 

しかし性が生まれて長い時がたった現在、なぜ性的マイノリティはなぜ多く存在するのか?

その中で同性愛について考えたい。

 

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 子孫を残すうえで同性愛はどんなメリットがあるのだろうか?

同性愛自体にメリットが存在する場合や、

同性愛者が異性的な特徴を持っているなど、同性愛者が異性愛者と比べ統計的に何らかの特徴を持ち、その特徴にメリットが存在する場合が考えられる。

複数の遺伝子によって同性愛になる場合、

同性愛になりやすい遺伝子(今後、同性愛の遺伝子と書く)を中途半端に受け継だとき、

同性愛者にならない程度に同性愛の遺伝子を持ち、異性らしい特徴を持つことでよりデメリット少なくメリットを享受かもしれない。

これらのことが仮にあり得るとして同性愛のメリットを考える。

 

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まず考えられるのは、

オスぽいメスや、メスぽいオスが生存に有利に働く場面、

異性ぽい特性を備えていたほうが有利になる場合があるのではないかと言う点だ。

オスとメスの役割、特徴が近いほど有利に働く場面である。

例えば、人間では男性だけで狩りをするより、女性も一緒に狩りをしたほうが有利になる場合もあるのではないかと思う。

相手を選ぶとき、狩りのうまい女性とつがいになった男性に有利になるなど、

同性ぽい特徴を備えた異性を選ぶことで生存に有利に働くことも考えられる。

また、同性愛者が異性ぽい特徴、この場合、同性愛者が狩りが上手い女性である可能性が異性愛者よりも高い場合も子孫を残しやすくなる。

 

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また似たようなこととして、メスがオスを選ぶときメスっぽいオスを色々な事情から選びやすい場合、またはその反対の場合もあるかもしれない。

例えば、体格差が大きすぎた場合、自身の安全が脅かされる。

また、メスが子育てをする場合より子育てを手伝ってくれるオスを選ぶ。

など同性的性質が選ばれる。

相手を選ぶとき異性に同姓的性質を好む場合、同性愛者的性質がメリットが存在するかもしれない。

この様に直接的なメリットではなく異性の事情、好みなどにより選択されている可能性もある。

 

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これらのことで思いつくことがある。

一夫多妻制より一夫一妻制の生物のほうが性別間の身体的差が少ないということが知られている。

哺乳類は一夫一妻が少なく、鳥類は一夫一妻が多い。

身の回りにいる鳥類を考えると、多くはオスメスで体格差が非常に少なく、人間がぱっと見で判断するのは非常に難しい種類が多いのではないかと思う。

また人間に近縁の種では、

テナガザルは一夫一妻、ゴリラ、オランウータンが一夫多妻、チンパンジーボノボが乱婚である。

テナガザルの性別間の体格差は少なく、ゴリラはオスがメスに比べかなり大きい。

 

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これは一夫一妻では、より体格差が少ないほうが生存に有利、

一夫多妻は、オスの体格が大きいほど生存に有利であるということだ。

一夫多妻から一夫一妻に進化する生命群を見た場合、

一夫多妻から見たらより体格差の少ない同性ぽい特徴を有しているほうが有利だと言える。

このように、同性愛にメリットが存在している可能性も考えられる。

 

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他にも考えれることがある。

群れる動物が存在するように、

子孫を残すのに同種間で協力、交流することが有利な場面が多く存在する

 狩りや子育て、防衛を協力すること生存率を高めることができる。

その場合、少なくとも同性に対して敵意ではなく好感を持っていたほうが、同性との協力や交流するうえで、上手くいくのでないかと思う。

そう、より強く協力や交流を行う場合、同性に対してより強い好感を持つほうが有利である。

そんな同性愛への強い好感が同性愛と関係していたとしてもおかしくない。

同性同士で協力する動物も多く、そのような動物は同性同士で関係性を深めることにメリットがありそうだ。

 

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また、同性愛者が遺伝子を共有した兄弟など遺伝子の近い者に協力することで、協力相手、その子孫の生存率を高める可能性がある。

この場合、同性愛になりやすい遺伝子を持つが同性愛者ではない兄弟などが次世代に同性愛になりやすい遺伝子を伝達する。

普通象はメスの群れで子育てを行いオスとは敵対するが、ネパールの象は子育てをするメスの兄弟であるオスも参加するというのをダーウィンが来たで見たことがある。

www2.nhk.or.jp

 

次に、生物にとって失恋はもの凄いストレスであることは、実体験がある人もいると思う。 

無理に異性に対する悩みでストレスをためるよりは一時的にでも、同性との交流によってストレスを溜めないようにするほうが精神的に安定する。

そして安定することで、子孫を残しやすくなるのではないかと考えられる。

異性愛をかけた戦いに敗れ、あぶれた同性たちが、ストレスをため生存に不利になるよりは、同性が集まってストレスを緩和できる場合もあるのではないかと思う。

失恋で同性にLINEするかの如く。

 

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同性愛の遺伝子が異性に渡ったとき、

例えば、オス同士の同性愛の遺伝子を、メスが保持していた場合、

より異性ポイ異性を好み選んだ男性がその時の環境に有利だったり、

そのメスはよりメスらしい特性を持ち、

その時、子供の数が増えるなど何らかのメリットを期待できるかもしれない。

このように、同性愛の遺伝子が異性に存在するとメリットが存在することも考えられる。

 その場合、同性愛の遺伝子が子供に引き継がれるとき、その子供が異性の場合にメリットが存在する。

 

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生物には同性愛の遺伝子に自然淘汰の圧力が弱まる場合も考えられる。

弱まるだけなのでこれら単体の影響で同性愛の遺伝子が今まで残っているということは無いと思うが、そんな場面を考える。

強引につがいになる生物を見たことあると思うが、

生物には、出会ったオス、メスが選択もなくつがいになる種が存在する。

また、求婚などもなく、

オス、メスどちらかにつがいになるなる選択権が存在する種も存在する。

この場合、選択権のない側が同性愛者であっても子孫が残ることになる。

また、集団や社会の圧力で同性愛をあきらめるなども子孫を残すことになる。

 

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最後に、小規模の集団内では遺伝的誘導という効果の影響を強く受けることで知られている。

偶々生き残ったものの影響が強く出ることによって淘汰が鈍化することがある。

例えば、オスがA,Bの2匹しかいなかったとして、偶々Aのみが生き残った場合、淘汰とは関係なく、その子孫はAの遺伝子を大量に受け継ぐ。

遺伝的誘導は自然淘汰とは関係なく偶々選択された遺伝子が、引き継がれる。結果的に、偶々選択された遺伝子が集団内に大量に引き継がれたり、または消失する。小規模な集団内で影響を受けやすい。

 

そもそも、同性愛の遺伝子が同性愛とは関係ない他のメリットを有している可能性も存在する。

同性愛の遺伝子は持っている動物は病気になりにくかったり、異性、同性どちらに対してもに性的に積極的であったり、など他の特徴に関係しているかもしれない。

 

多くの生物で同性愛が確認されているが、同性愛が淘汰されなかった理由はまだ、解明されていない。